令和3年度 SSH活動

令和3年度 SSH活動
2021/07/30

<科学探究科2年>つくば科学研修

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 7月27日(火)・28日(水)の1泊2日の行程で、つくば市周辺の研究施設を巡る研修を行いました。今回訪問した6つの研究施設は筑波研究学園都市内に位置し、世界水準の高レベルな研究が行われています。

(1)食と農の科学館(農研機構)
 食と農業に関わる最新技術や研究についてパネルや展示物を見学しました。ロボットやICTを活用したスマート農業や遺伝子レベルの研究に基づいた作物の研究や新種開発について学び、最先端の科学技術と私たちに身近な食とのつながりを知ることができました。シャインマスカットなどのよく知られている多くの品種が農研機構が開発したものだと知り、研究の成果が我々の生活に恩恵をもたらしていることは驚きでした。
  
 研究の説明を聞く生徒たち VRで疑似体験
 
(2)高エネルギー加速器研究機構(KEK)

 高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、加速器と呼ばれる装置を使って様々な研究を行っています。 素粒子・原子核レベルで宇宙の誕生の謎を解明したり、おいしいチョコレートの研究まで実に多様な研究を行っていることなど興味深い話を聞くことができました。また、加速器の仕組みからノーベル賞を受賞した小林・益川理論など、実際に加速器の内部を見学しながら研究者から説明を受けるという貴重な機会を得ることができました。全長3㎞に及ぶ加速器をはじめ、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さの敷地に並ぶ壮大なスケールの研究施設を目の当たりにし、とても刺激的な経験ができました。
  
 加速器のモデルで仕組みを学ぶ生徒 加速器の部品
  
 加速器の研究施設 加速器の内部見学
                     

(3)防災科学研究所
 防災科学研究所が所有する大型耐震実験装置と大型降雨実験施設を見学しました。また、Dr.ナダレンジャーによるサイエンスショーでは雪崩や液状化現象、共振のメカニズムを手作りの実験器具を使って深く学ぶことができました。防災科学という分野について知り、また科学者がたくさんの人に知識を伝達することの大切さを感じることができた充実した研修になりました。
  
  Dr.ナダレンジャーのサイエンスショー 液状化現象の実験
  
大型耐震実験装置 

選択研修
<Aコース>農業生物資源ジーンバンク➡高層気象台
 ジーンバンクは、農業分野に関わる遺伝資源について探索収集から特性評価、保存、配布および情報公開までを行っています。ジーンバンクの事業説明の後、世界中の植物の種子を保存している種子貯蔵庫を見学しました。
 高層気象台は、高層大気の研究に特化した研究所です。地上に到達するオゾンゾンデや日射量を実際に毎日測定している機器等を見学し、南極観測越冬隊にも参加した経験がある研究者から貴重な話を聞くことができました。

  
 ジーンバンク 種子貯蔵庫
  
 屋上の日射量測定機器 地上の雨量計
        

<Bコース>物質・材料研究機構(NIMS)
 その名の通り、物質・材料に関する研究を専門的に行う公的研究機関であるNIMSの研究施設を見学しました。LEDや飛行機のエンジン、自動車のモーターなど身近な物質にNIMSの技術が使われており、材料の力で私たちの生活がより良くなっていることを知りました。また、耐久性を測定する装置や光学顕微鏡といった最先端の研究設備を実際に見ながら学ぶことができました。
                        
  
  NIMS玄関にてロボットの歓迎  光学顕微鏡

 この研修では、「最先端の科学技術に触れ、科学的視野を広める」ことが目的でした。そのため、生徒にとっては理解が困難な説明もありましたが、多くの生徒が意欲的に学び、各研究分野の魅力を感じることができました。また、今後の進路選択の一助となるだけでなく、科学者として、また一人の人間としての在り方・生き方の参考としてもらいたいです。

15:46 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2021/07/27

<科学探究科1年>富士山フィールドワーク

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「CDプログラムⅠ(総合的な探究の時間)」の一環として、科学探究科1年生が富士山周辺でフィールドワークを行いました。
 〇講師
   静岡大学理学部地球科学科 石橋秀巳 先生 
 〇研修内容
   ・7/13(火)事前研修
      ・7/22(木)紅葉台、コウモリ穴、白糸の滝
   ・7/23(金)水ヶ塚、太郎坊、樹空の森
石橋先生による事前研修を経て、1日目は富士山北東側にて溶岩の噴出による地形を観察し、2日目には富士山南西側にて側火山の分布や岩石を調べました。専門知識を持ってフィールドを観察すると、観光地と呼ばれる場所であっても見える景色が異なることを生徒たちは実感していました。

紅葉台

コウモリ穴

白糸の滝
 太郎坊

太郎坊

7/13 事前研修 

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2021/06/26

科学探究科1年生 ダンゴムシの探究

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 「ダンゴムシの探究」のポスターセッションが行われました。
 生徒達は、ダンゴムシの観察や調査から生態に関係する疑問(仮説)を見出し、検証方法の立案から実験の実施、結果の分析や考察に至るまで担当教員のサポートの下に行ってきました。初めてのポスター作成に苦戦しながらも、今考えられる最高のポスターを用いてセッションに臨みました。開始前は緊張気味でしたが、だんだんと積極的に議論できるようになり、質疑応答を交えて研究を深めようと取り組む姿が印象的でした。
 セッションの最中、生徒は黄色や赤色の”ふせん”に「良いところ」「改善したいところ」を記入して貼り合い、相互に評価をし合いました。”ふせん”に記載された内容を分析することで、自らの研究方法に関する課題も明確になったのではないでしょうか。2学期からは化学分野の「ビタミンCの探究」です。ポスターセッションだけでなく、英語でのスライド発表もあります。万全の準備をして臨んでほしいです。

13:21 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2021/05/14

科学探究科1年生 サイエンスコミュニケーション研修

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 静岡科学館る・く・るにて、ペアワークや展示の体験を通してサイエンスコミュニケーションについて学んできました。
 ペアワークでは、自分の持っている図形や地図をペアに言葉だけで伝える活動を行いました。最初、ペアが質問したり相槌などもしたりせず、説明する側は一方的に伝えるだけになってしまい、「相手からのリアクションがあって初めて何をどのように伝えなければならないか分かる」ことを実感し、コミュニケーションが双方向で成り立つことを学びました。また、相手と自分の間に知識や認識の差(ズレ)があるかもしれないことを念頭において説明することで、相手への配慮が生まれ、お互いが理解し合ってコミュニケーションを取ることができると分かりました。
 最後は、ペアでる・く・る館内の展示について会話する様子を他の生徒に見てもらい、展示について理解してもらうとともに興味を持ってもらうペアワークにもチャレンジしました。展示を体験して展示の面白さや科学的な原理・内容をよく理解することはもちろん、どのような会話の内容にしたら周囲に興味を持ってもらえるか、アイデアを出し合って司会原稿を作成しました。生徒は緊張しながらも堂々と発表することができ、聞いていた生徒も体験していない展示内容に興味をもつことができました。
 科学を学んでいる「科学探究科の生徒達」もサイエンスコミュニケーターの一員であり、科学を社会に広める役割を担っていることを自覚できたようです。深く科学のことを学び、社会に貢献できる人材へと成長していくことでしょう。

12:26 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2021/05/10

科学探究科2年富士山フィールドワーク

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 令和3年4月30日(金)、講師の案内のもと、富士山宝永火口および森林限界地帯で自然研修を実施しました。昨年度、入山規制のため断念した宝永火口研修を実施できたことで、1年時に行った富士山・伊豆での研修の内容をさらに深めることができました。

(1)車内講義
 宝永山へ向かう途中、富士山の成り立ちと歴史、世界文化遺産登録への道のりなど、一般的にはあまり知られていない内容について、富士山検定1級を取得されている講師から教えていただきました。


(2)宝永火口
 あたりに散らばる火山弾、火口に近づくにつれて様相が変わる岩石、遠くからでもわかる落石痕や雪崩痕、実際の巨大落石、流れるスピードが高さによって異なる雲、あっという間に私たちを覆いつくす霧など、自然が作り出す地形、まさに今この瞬間に動いている自然現象を目の当たりにし、過去の火山活動をイメージするとともに自然の壮大さを実感しました。火口に向かうまでは好天に恵まれていたのですが火口に到着した途端に猛烈な冷たい強風に見舞われたため、予定を少し早く切り上げて森林限界ラインに向かいました。
5合目から6合目へ

宝永火口へ

(3)森林限界(Timber Line)
 森林バイオームにおいて、垂直分布で森林ができる限界の高さを森林限界といいます。富士山ではこの森林限界ラインを間近に見ることができます。厳しい気候環境下でも、その場所に適応して生きていく植物の生命力に感動しました。また、森林限界ラインより高い場所には森林はできませんが、水も栄養もほとんどない溶岩石の上で地衣類などの先駆生物がたくましく生きていました。興味深かったのは、www。通常wwwといえばworld wide web ですが、森においてwwwは”wood wide web”を指すそうです。木の根に共生する菌類を媒介に、樹木どうしが情報を共有し、種全体が効率よく生育するためのネットワークを築いているというもの。まさに「インター根っこ」を駆使した「根っこワーク」です。
森林限界ライン
富士山の森について説明

 静岡県民である生徒たちにとって身近である富士山。知っているようで実はよく知らなかった富士山について、改めてその雄大さや緻密さを目の当たりにし、知見を広げました。この貴重な経験を、今後の学びに繋げていきます。

18:50 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2021/04/30

<科学探究科1年生>植生調査フィールドワーク

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 本校の南に位置する谷津山の「谷津山活用モデルエリア」で、植生調査や竹伐採を行うフィールドワークを実施しました。本研修は、里山や放棄竹林の現状を見て、聞いて、体を動かすことで、生物多様性を守ることや里山を整備していくことについて自分なりの考えを持つことを目的に行いました。
 エリア内の草地や竹林の中にも、それぞれ人の手が入る場所と入らない場所が設けられており、調査をすることで光が当たる量や植物種数に、大きな差があることが分かりました。竹の伐採体験では、全員で協力して孟宗竹の切り倒し、枝払いを行ないました。一本の竹を切るのに10~20分の時間がかかったこと、昨年の科学探究科1年生が伐採した竹がほとんど腐ることなく置かれているのを目の当たりにしたことで、竹の処分がいかに大変であるかを痛感しました。
 今回の研修では、①竹林の様に強い生命力をもつ植物が生える場所で生物多様性を維持していくために、人の手が適度に入る必要があること、②多様性の維持管理のためには大変な労力がかかることが分かりました。生物多様性を守ることは大切か、大切ではないか。また、大変な労力をかけてまで生物多様性を守るか、守らないか。そして、自分はどうするか。これらの問いに対して自分なりの考えを持ち、今後の事後研修へとつなげていきます。

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2021/04/17

<科学探究科1年生>プログラミング研修

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 4月に入学した科学探究科11期生にとって初めての研修を本校物理室で行いました。
 最初に、フローチャートを用いて順次処理や条件分岐・繰り返し等のアルゴリズムの基本を学んだ後、プログラマー役の生徒とロボット役の生徒に分かれて、ロボット役にフローチャートを渡して「フローチャートの通りに動けているか」を確認し合い、先生方の注意や指摘を受けながら適切なフローチャートを作り上げました。
 プログラミング的思考についてのレクチャーを受けた後、レゴマインドストームに障害物コースを攻略させるプログラムを作成していきました。ペアで協力しながら試行錯誤を重ね、最終的に「20班中12班」が完走しました。
 最後に、自分達の作ったプログラムの内容や工夫について発表しました。発表内容、発表技術もまだまだ不十分でしたが、質疑応答も含めてやり遂げました。
 今回は先生のチームも参戦し、共に課題に苦戦しながらもプログラムを作成し、プログラミング的思考について学び合うことができました。生徒達には今回の研修で学んだことを、「プログラミング」や「研究」といった場だけでなく、様々な場面で発揮してくれることを期待します。


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学校の連絡先

〒420-0803
 静岡市葵区
  千代田3丁目1-1
TEL:054-245-0417
FAX:054-248-1190
メールアドレス

ichiko@shizuokacity-h.ed.jp

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