海外科学研修4日目(現地12月5日(水))
研修最終日は、パロアルトにあるスタンフォード大学での研修です。
午前中は7グループに分かれてキャンパスツアーを行いました。今日も1グループにつき一人ずつ、各分野で活躍されている方々にスタンフォード大学を案内していただきました。大学の施設や研究設備の案内は勿論のこと、ご自身のキャリアについてもお話を聞くことができ、生徒たちは今後の自分のキャリアに思いを巡らせているようでした。
午後はまずd.schoolを見学しました。design thinkingによって課題解決を試みるd.schoolの取り組みは、現在、世界中で大変注目されています。そのd.schoolの中を、日本人バイオデザイナーである大森さんの案内のもと見学しました。多くの学生が、実に楽しそうにアイデアを出し合っている様子が印象的でした。
続いて、スタンフォード大学でポスドクをしておられる田内悠さんの講義を聴きました。田内さんは若手の生物学者です。田内さんがこれまで歩んできた道のりやアメリカに渡る経緯など、留学を考えている生徒には特に興味深い内容でした。田内さんの高校生活は野球漬けだったとのこと。もし今高校2年生に戻れると仮定したら、もっと勉強を「楽しむことができたであろう」と仰っていました。「あの時頑張っていればよかった」ではないところが何か胸に突き刺さりました。
続いてフィリップ=ヤン教授による「幹細胞」研究の講義です。「幹細胞」をどうやって実用化に導くか、ヤン教授達は日々研究を続けておられます。専門的な内容であることに加え、すべて英語で行われる講義は大変難しかったです。しかし、ヤン教授の講義内容に関する事前研修を9月に受けていたので予備知識があったこと、また、肝心なところはヤン教授が日本語で説明してくださったことから、大まかな内容を理解することができました。やはり事前研修は大事です。
今日の研修でも多くの方々から様々な刺激を受けました。これですべてのプログラムが終了。長いようであっという間の4日間でした。明日、帰国の途につきます。

スタンフォード大学 | 
キャンパスツアーにて | ゆったりとした時間が流れています |

d.schoolにて | 
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田内氏 講義 |

ヤン教授 講義 | 
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