令和3年度 学校経営構想(定時制)
Ⅰ 学校教育目標
責任ある行動力と自主的・協調的な精神の涵養を図り、社会人として望ましい職業観や勤労観を身に付けた健全な勤労学生を育成する。
Ⅱ 重点目標
生徒一人ひとりの自立(自分の力を発揮して人の役に立つ人間になること)に向かって、未来起点の思考と日常の凡事の徹底により、高校生活(学習、学校行事、就業体験等)を通して、3つの資質・能力(基本的な生活習慣・基礎力、自己肯定感・自己有用感、自主性・主体性)を、生徒一人ひとりが自ら育むように、教職員、保護者、同窓会等が連携し、皆で支援する。
Ⅲ 具体的目標及び全体の取組
1 基本的な生活習慣の確立及び人権意識の高揚
(1)基本的な生活習慣を身に付ける。(挨拶、身だしなみ、正しい言葉遣い等)
(2)高校生、社会人としてのマナーや規範意識、順法精神を身に付ける。
(3)自他を尊重する心や態度を身に付け、からかいやいじめを許さない。
2 授業、学校行事及び就業体験等への主体的な取組
(1)日常の授業を大切にし、基礎的・基本的な学力を身に付ける。
(2)学校行事等へ主体的に参加する。
(3)積極的に就業体験を経験し、職業観や勤労観を身に付ける。
(4)生徒が主体的に取り組み、達成感や成就感が得られる機会を意図的に設定する。
3 開かれた学校づくり、安心・安全な学校づくりの推進
(1)学校だよりやホームページ等による積極的な情報発信を行う。
(2)PTA、同窓会等関係諸団体との連携による教育活動を推進する。
(3)学校評議員による学校評価等を活用し、実効性のあるPDCAサイクルを確立する。
(4)防災教育、交通安全教育の推進及び危機管理体制の充実を図る。
4 組織的な定時制教育の推進
(1)生徒一人ひとりに寄り添う授業の実践に努める。
(2)生徒の情報と教育課題を速やかに全職員で共有する。
(3)職員のワークライフバランスに配慮した校内体制の充実を図る。
5 基礎学力の育成、個性の伸長 及び 心身の成長の促進
(1)研究授業や授業公開を通して、指導方法の工夫や改善に努める。
(2)個人面接や教育相談機能の充実を図る。
(3)特別支援教育を重視し、個々の生徒の状況把握と支援に必要な情報を共有し、必要に応じて個別の支援計画を作成する。
6 社会人として望ましい職業観や勤労観の育成
(1)市高版「キャリア教育テキスト」を活用し、キャリア教育を充実させ、職業意識の向上を図る。
(2)外部講師の講話等を通して、在り方・生き方教育の充実を図る。
(3)職業観や勤労観を養い、在学時及び卒業時の就職率を高める。
7 母校へ誇りと愛着を育む特色ある教育の推進
(1)効果的な少人数教育の研究を進める。
(2)同窓会の協力を得ながら、伝統ある母校の歴史や諸先輩方の業績等について理解を深め、市立高校定時制課程で学ぶ誇りと意欲を高める活動を行う。