定期訪問がありました
6月15日(金)に、静岡県総合教育センター教育主査(指導主事)による定期訪問がありました。定期訪問とは、県総合教育センターの指導主事が県内の各高校を訪問し、研究授業や研修などを通じて指導助言し、授業力をはじめとする教員の資質・能力の伸長を目的とする行事のことです。
この日は、国語の研究授業と授業検討会が行われました。全日制の先生方も多数、授業参観と授業検討会に参加してくださいました。
これまでの高等学校の授業検討会では、主に授業者の発問や動作、指示、授業展開などに着目し授業検討がなされてきました。今回は、生徒の授業中のあらわれを通して、授業の改善点を探るやり方で研修を行いました。
授業を参観した教員は、授業中、生徒の発言や表情、動作などを観察しました。そして、授業検討会では、3つの班に別れて生徒の発言等を分析し、授業の狙いが達成されていたかどうか検討しました。
今回の検討会のやり方は、授業の改善点がとてもはっきりするやり方です。例えば、授業者の問いかけに生徒が答えられなかった場面からは、「生徒は、解答をワークシートから探しきれなかった。授業用ワークシートの構成を変えて、その子が段階を追って答えられる構成にしたらどうか。」などの改善案が提案されました。
授業を行った教員も、参観した教員も、得るものが多い検討会でした。今回の検討会の成果を、今後の授業改善に生かしていきたいと思います。